ハンドリオン 「ムジカ・ハンドリオン」

ムジカハンドリオン 1000×1000

ケルトをはじめとするヨーロッパ各地の伝統音楽の香りを含みつつも日本的叙情性をも感じさせるアコースティック・アンサンブルユニットのファーストアルバム。
アイルランドの伝統的スタイルである金属弦ケルティックハープ、フィドル(ヴァイオリン)、アコーディオンによる音の綴れ織りがいにしえの風を運ぶ。

*CDプレスは終了しました。

2023年10月より臨場感豊かな音に蘇った「ムジカハンドリオン 2023 Mix」が各主要サイトにてストリーミング配信中です。またオフィシャルネットショプ ケルティックハープマーケット では1曲単位からダウンロード配信も行っています。

「ムジカハンドリオン 2023 Mix」トレーラー  クロスフェードメドレー

Office Bunting   OBCD6001    

坂上 真清 : 金属弦ケルティックハープ
藤野 由佳 : アコーディオン
大久保 真奈 : フィドル

 インレイ 裏

01 ギルの湖
02 教会残照
03 ワルツ・フォー・スナフ
04 空の揺りかご
05 ムサラの寺院にて
06 絵空事
07 エルサビオ
08 旅想人
09 セカンドキャンドル
10 燦々

インレイ 表 左右カット

【収録曲解説】

01. ギルの湖
タイトルはアイルランド北西部スライゴーにあるギル湖の事。
大変美しい地域で詩人イェイツが愛した場所でもある。

02. 教会残照
アイルランドを旅すると朽ち果てた教会跡に出会う。
その中にたたずむと過去からのいにしえの風が体の中を吹き抜けていく錯覚を覚える。

03. ワルツフォースナフ~
スナフキンがギターで弾いていた曲が大好きだった。
少し北欧でジプシーな雰囲気がまさに彼にピッタリ。

04. 空の揺りかご
以前やってたバンド時代にギターで作った曲。
永遠にどこまでも続く青い空に1人吸い込まれていく。

05. ムサラの寺院にて
ムサラとはブルガリアにあるバルカン半島最高峰の山の名前。
ある意味反西洋的な雰囲気を持つマジカルな曲。

06. 絵空事
夢を語る時よく人はそれを絵空事だと言う。
でもそれは語った本人がいちばん知っている事なのだ。

07. エルサビオ
13世紀スペインの王アルフォンソ10世は聖母マリア讃歌の編纂などを行ない
後に「賢王」(エルサビオ)と讃えられた。
そしてこの典雅な感じの曲が出来た時彼の名が頭に浮かんだ。

08. 旅想人
誰でも旅をした中で心の奥に残っている風景があるはず。
少しでもその琴線に触れられればと思う。

09. セカンドキャンドル
クリスマスの時期に行ったコンサート用に作った曲。
タイトルは好きなクリスマスキャロル「ファーストノエル」へのオマージュ。

10. 燦々
東欧的な奇数リズムを随所に施した曲。
タイトル通り光が降りそそいでくる様な仕上がりとなった。

中

【 CDライナーノーツ】

ハンドリオンはアイリッシュ音楽とは別に自分の曲を演奏するユニットとして2008年にスタートした。
そもそもの基本コンセプトはアイルランドをはじめとするヨーロッパ各地の伝統音楽の香りを残しつつも日本的叙情性をも醸し出す他には無いオリジナルな音楽を作りたいというものであった。

またあくまでもシンプルな音に拘りたいという所もあり,このCDではハープ、フィドル、アコーディオン以外の楽器は一切使用していない。
3つの音のみによるアンサンブルがよりその独自性を表していると思うからである。
ハンドリオンの音楽は歌が無い分、聴いた人それぞれが心の中に自由な景色を描きやすいのかも知れない。
どこか夢見心地で不思議なハンドリオンの世界、是非皆さんにも楽しんでいただけたらとても嬉しい。

 ケルティックハープ奏者  坂上真清

 

 

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